ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

"Exciting times"

"Exciting times"

今年の最後の一冊はこれ!と読み始めた一冊。
これも実は某書店員さん(外国の)に紹介された本で
”Exciting times"なんていうタイトルなんだから、
ドキドキする本なのかしら?と読み始めた。
表紙には"Very funny and really mean"というレビューも。
(とても面白く、本当に意地悪)

あらすじは、アイルランドのダブリン出身の女性が
香港で英語の先生で生計を立てているものの
なかなか生活は厳しい。
そんな中、イギリス人男性の銀行家と出会い、
彼の家に居候し…

読んでいて気づく。
これ、あれと同じだわ…"Normal People"、

作者が同じだったかしら?と思うほどに話の流れや
物語の雰囲気が似ていて…
くっついたり、離れたり、くっついたり、脱線したり、
脱線の振れ幅が大きいわね~と思いきや、また戻ってきて
最後はそれ?!という感じで終わる。
"Normal People"は私にはちーっとも琴線に触れなかったけれど、
本国では大人気でドラマ化され、それも大人気だとか。
アイルランドではこういう本が受けるのか…?

Amazonやgoodreadsのレビューでも評価は低めで、
「Sally Rooney(”Normal people”の作者)が支持していた理由が、私にもわかるわ!」と

いう口コミの人もいたけれど、
「わびしすぎるわ」とか「全くドキドキな時間じゃないし!」
というようなレビューもあって、
私もどこにexcitingすればいいのかわからず…。
★1をつける人もいれば★5の人もいて、すごい振れ幅。
私はつけるなら★2…。
暗いし、動くの遅いし、ダラダラ進むし…
でも、"Normal People”が好きな人にはきっと大好きな一冊。

これが今年のラストになったらどうしよう!とドキドキしている。