”永井路子逝去”のニュースに衝撃を受けた。
そうか、もう新作はでないのか…と思いつつ、
最後に読んだ新作が何だったかは覚えていない。
祖母と母が永井路子が好きだったようで、
本棚には永井路子が並んでいて、読む本がなくなると読んでいた。
『一豊の妻』や『茜さす』
本を通して歴史の流れを知り、いろいろな人物を知った。
そういえば、華岡青洲を知ったのも永井路子の本だった…と
調べて知る。
有吉佐和子だった!
あれ?じゃあ、あの和宮は?…それも有吉佐和子。
永井路子と有吉佐和子の本が私の中でごちゃ混ぜになっていた。
氷室冴子がいなくなったとき、「そうか、もう新刊はでないのか…」と
淋しさを感じた。
気づけば、お気に入りの作家たちがどんどんいなくなり、
新刊を心待ちにする作家が減ってきていることがとても淋しい。
いまなら図書館で予約して新刊を待つことなく、
新刊を買えるというのに。
Amazonで永井路子の本を数冊買った。彼女を偲びながら読むことにする。