ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

曖昧な診断

フランスのパルが先月、パニック発作を起こした、
という話を手紙で書いていた。
パニック発作自体は10年以上前に経験があり、
次はいつ来るのだろうかと思うと精神的にしんどいらしい。
それ以外にも憂鬱さを感じたり、倦怠感を感じたり…と
彼女が手紙に書いていた。

その手紙を読んで、最初に私が思ったことは
日本なら”更年期”で片づけられそうな症状だな、と。
彼女の年齢も”更年期”の時期で、動機も不安症状も
そのほか諸々も…「日本の私の友人はあなたと同じ症状を
訴えて病院に行き、更年期と診断されてホルモン剤を服用して
少し楽になったと話していたよ。」と返事に書いた。

フランスのパルはその後、かかりつけ医を受診したもよう。
フランスもアメリカと同じように、まずはかかりつけ医に
かかって、それから専門医へと紹介されるらしい。
30年来のかかりつけ医だというその医師が彼女に診断したらしい、
「それは、コロナ後遺症」だと。
彼女は「医師の言うコロナ後遺症の症状にマッチしていた!」と
納得したらしい…。

でも、”コロナ後遺症”って、診断をつけにくい、とも
日本では言われているような…。
倦怠感も不安症状も”コロナ後遺症”になるのか!と
私は驚いてしまった。
日本だときっと”更年期”、”ホルモンバランスの乱れ”、
”自律神経の乱れ”とか”ストレス”とか…
つまり原因不明で、それっぽいことを言われる。
フランスだとそれはいま”コロナ後遺症”なのか、と思ったり。

定期的にかかりつけ医を受診している私、
最近は降圧剤を服薬していても血圧は高めで、
脈もよく飛んでいるらしい。看護師さんが「ん???」と
言いながら脈をとることが日常になってきた。
医師には”期日外収縮”と言われている。
(期日外収縮:原因はストレスによるもの…)
「ちょっとサボりがちな心臓やねぇ~」と…。
脈は飛ぶし、血圧は高いし…考えられる原因は?と
医師と看護師に聞かれたので、「受験生がいます!」と言うと
「それなら仕方ない!」となった。
看護師さんもこどもが受験生の時に降圧剤を飲み始めたとか…。
日本では”受験生”が血圧を上げる理由として納得されることを知る。
ちなみに我が家、これから4年間、受験生が続く…。