ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

各国の喪中

例年では、この時期、どこで家族写真を撮ろうかと
夫と考え始める。
家族写真を年賀状に使うのは我が家の家族行事。
年賀状で我が家の歴史が一目瞭然。
しかし、今年は祖母が亡くなったので喪中欠礼。
「別居の祖母にそこまでするの?」という声もちらほらと
聞いたけれど、両親より子ども時代を長く過ごした祖母、
まだまだ”おめでとう”を言う気分にはならない。

今年は年賀状は出さないわ~と各国のパルたちに報告したら、
それぞれの国の意外な習慣を聞いた。

例えば、アメリカ。
「クリスマスカードは喪中でも出すの?」と聞いたら、
喪中でも出すらしい。
また、カードにクリスマスレターといって、
家族の一年のできごとを紹介する手紙をつける人もいる、と。
ただし、アメリカ人の半分以下だと思う、とか。
そのクリスマスレターに親戚の逝去も知らせるらしい。

香港のパルからは、「まずは、お悔やみ申し上げます」に始まる
立派な日本語が並んでいた。
「さぞお辛いことでしょう」云々と続き、さすが!
と、うなってしまった。
香港では喪中があり、そういうときに結婚式などに呼ばれると
困る、というようなことが書いてあった。
ただ香港には”忌引き”がないのか、
私が子どもたちの学校を忌引きで欠席させたことを書いていたら、
「香港では上司や同僚には家族が死んでも知らせない。
プライベートだから。」と書いてあり、びっくりした。

学校により忌引きのルールはそれぞれで、
大体は3親等まで、ということで曾祖母のお通夜に出席するための
忌引きはこどもたちの小学校は無理で欠席扱いになるだろうけれど、
子どもと参加したいので欠席します、
と小学校に電話連絡したら、こどもたちの小学校は
忌引きの範囲が特にないらしく、
”忌引き”になります、と言われた。

ロンドンのパルから「喪中の人にクリスマスカードを出すのはアリ?」と
聞かれた。
ありかなしか…その人との関係性や喪中度合いにもよるだろうし…
という話はおいて、
いまの私には「なし」。
ただのカードはありだけれど
正直、HappyだとかMerryだとかいう文字を見る気にもならない。

我が家のこどもたちには年賀状を一応、用意し、
「お母さんは喪に服す」と話した。
小5の花子に言われた。
「お母さん、パンツ忘れて駆け付けたくらいだものね。」と
心底、同情した声で言われた。
ええ、気が動転しすぎて替えのパンツ忘れて
祖母の通夜に駆け付けましたとも!
もう亡くなっているんだから、あわてることもないと思いつつ
なんだか必死に準備した。
替えのパンツ忘れは花子にとって、よほど衝撃だったらしい。
あのお母さんが替えの下着を忘れるほどショックだったのか!と。
あちこちで、「お母さんが替えのパンツ忘れて…」と
花子がしゃべってそうで、ちょっと不安。

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