ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

内気な私?

アメリカの仲良しパル数人に「ちょっと懺悔…」と手紙を書いた。
花子に暴力行為をしたクラスメートの親のその後の対応が
あまりにひどかったのは一年前。
日本のママ友たちに話しても絶句されるレベルのひどさ。
その親と学校行事で会ったとき、挨拶する気もしなかった。
でも、やっぱりそれは大人の対応ではなかったわ、と。

そのことを書いた手紙の返事をアメリカのパルたちから受け取り始めた今日この頃。
アメリカ人のパルと一口に言っても、
内気なパルや常識的なパルやフレンドリーなパル…と
性格はそれぞれで、アメリカのパルたちは私の対応を
どう思うのかしら?やっぱり「大人げないわよ」とか
「同じ土俵に上がってはダメよ」なんて書いてくるのかしら?と
思っていたら、想像と全く違った。
それなのに、みんながほぼ同じことを書いていてびっくりした。

例えば、サウスカロライナ州のパル。
You shouldn't fret about conflicting with the lax parents of the
violent boy in Hanako's class.
(花子のクラスのしつけのできてない親との接触に悩まされるべきではないわ。)

The family is bad and social isolation is what they deserve.
(その家族はひどいし、周囲から孤立するのがふさわしいわ。)

Why would you treat rude people as well as polite ones?
(どうして、丁寧な人と失礼な人を同等に扱わないといけないの?)

ウィスコンシン州のパルは、
「挨拶しなくて正解よ、だって、あの人たちでしょ?!
私ですらまだ覚えてるくらいのひどい言動だっていうのに。
話さなかったら喧嘩にもならないしね。」と。

彼女たち、それぞれに書いていた言葉が私には”アメリカ”だった。
例えば、"Get your life in order!"(ちゃんとしろ!)と言いなさい、とか
”Pick your battles."(戦いを選べ)。
Pick your battles、(戦いを選べ)は、あなたのエネルギーや時間を
使う価値のある相手か、と。
だから、戦いを選ばなかった私の行動も、それはそれで正しい、と。
なにせ相手は
”They don't accept their responsibilities."
(彼らは自分の責任を放棄しているわ)
(親の責任=こどもの教育やしつけ、をここでは指す。)
とまで書かれていた。
responsibility(責任)って言葉、アメリカ人のしつけとか
教育論でどれほど聞くことか…。

そして、彼女たちは
「誰かがその人たちに教えてあげるべきよ。
まぁ、あなたにはできないだろうけれど。」と書いていた。
なんだか私、とーっても内気な人になった気分になった。
無視する人がいたら、「なんで無視するの?」って直接聞く!と
5人中5人が答えたアメリカ人パルたちだったのを忘れていたけれど
やっぱりすごいわ~。

アメリカの彼女たちの意見には驚かされつつ、
日本で私はもう少し大人になろう、と思った。

 

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愛別離苦

長くはないと言われ続けて1年過ぎていた祖母が亡くなった、
と電話を受けたのは夜の23時。
翌日の午前中に会いに行く予定だったのに。

小学校、中学校と学校から帰る先は祖父母宅で、
両親より長い時間を過ごした祖母が脳梗塞を起こし、
右半身まひとなり、ほぼ20年、
介護施設にも10年お世話になった。

祖母が亡くなったと聞いたとき、一番に思ったのは
「最後に祖母に名前を呼ばれたのはいつだったっけ…」だった。
施設入所で認知症も進み、
祖母は祖母の人生の華だった自分が50代の世界にずっといたようで、
私はいつも私の母の名前で呼ばれていた。
祖母がしっかりとした足取りで歩けるようにならなくてもいいから、
せめてもう一度、名前を呼ばれたいと何度も思ったけれど
結局、祖母は私の名前を呼ばないまま10年、そして亡くなった。

「棺に愛用のものを入れてあげてください」と言われ
祖母がいつも大事にしていた黒真珠のネックレスを入れようと
祖母の宝石箱を開けて呆然とした。
きっとすでに認知症になっていたのであろう祖母は
宝石箱にガラクタをたくさん入れていた。
「黒真珠を探すから!」と3時間近く、あちこちのタンスを開け、
結局見つけたのは祖母がお気に入りだった象牙のネックレス。
祖母が「自分の給料で買った!!」と自慢していた金の指輪も
大事にしまっていたスカーフも、同じくしまいこんでいたディオールの口紅も
一番高いところで大事に置いてあった皮のカバンに入れて
祖母に持っていってもらった。
もしかしたら、「この口紅の色はいまの私には無理じゃろ!」とか
「この鞄より別のカバンのほうがよかったのに!」と
怒って夢枕に立つかと思ったけれど、でてきてくれなかった。

きちんとした格好やTPOにうるさかった祖母、
葬儀のときにきちんとした恰好ができるように私が行く前に
亡くなったのかもしれない。
私は家で服も小物も靴もすべて完璧に自分のものも
家族のものも準備でき、お通夜にも間に合った。
ただ、自分の肌着を丸ごと忘れていた。
娘の花子が
「私もおばあちゃんのお葬式には慌ててパンツ忘れるのかしら。」と
言っていた。
大丈夫!いまはコンビニがあるから!
コンビニでパンツ買うのは急にお泊りになった人だけかと思っていたけれど
慌ててお通夜に駆け付けた人っていうパターンもあるんだなぁ~と思うと
ちょっとおかしかった。

 

 

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新旧学校生活

サウスカロライナ州のパルが、息子の学校生活が私と全然違うの~!!と
手紙の中で書いていた。

サウスカロライナ州のパルのおじいちゃんは13歳、8年生まで
学校にも行ったことがなかった、
その息子、パルのお父さんは放課後一人でショットガン片手に
子どもだけでハンティングに行っていた、
そして、パル自身の子ども時代は放課後は夕飯の時間まで
自転車でどこへ行くとも告げずに遊びに行っていた。
私の息子の時代は、そのどれもダメなのよ!
日本はどう?
あなたのこども時代と花子たちの学校生活って、違う?と聞かれた。

県が違うので、そもそも違うところも大きいけれど、
娘の花子が入学して一番に驚いたことは
「司書の先生がいないこと」。
えぇ~!!!???と、びっくり。
そして、司書の先生がいない図書室は図書委員で運営されているけれど
放課後は開かない。
業間と昼休みだけ開き、しかも私の小学校の図書室に比べ
すっかすかの本棚の図書室。
カルチャーショックだった。

土曜日が休みで、英語の授業がある、というのも私の小学校時代とは違う。
ランドセルにICタグを入れていて、校門通過は保護者のスマホにメール、
というのも現代ならではのシステム。
私もよく1時間近く寄り道をして、祖母に怒られたとき
「今日は学校を出るのが遅かった」とよく言った。
我が家のこどもたちも帰ってくる時間が遅くて怒られると
「今日は学校を出るのが遅かった」というけれど、
私のスマホには「〇月〇日、何時何分何秒、花子さん校門通過」と
でているわけで…こういう子どもならではのウソがつけなくなっている。

放課後はみんなで集まって、鬼ごっこ!秘密基地つくり!を
よくやっていた気がする小学生時代、
現代の小学生は5人集まろうと6人集まろうと3DSで通信ゲーム。
昨日は珍しく、10人ほどで、
なぜか電信柱を使って「だるまさんがころんだ」をやっていて
我が家の前だけ昭和だった…。

「私たちの孫って、どんな学校生活を送っていると思う?」と
サウスカロライナ州のパルに聞かれた。
当てにいくけれど…
「きっと私の孫の代になろうと日本の小学校は黒板と連絡帳を使ってる」。
そして、驚くに違いない。
まだ黒板と連絡帳なの?!欠席連絡も連絡帳?!と。
間違いない!

 

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ダメージが大きい

娘の花子の矯正歯科、定期健診。
この歯がぐらついてきたら、矯正開始!と言われている歯が
上下左右に4本あって、1本だけ、そろそろ抜けそうらしい。
ほかの3本はあと1年は抜けそうにないというのに
この1本が抜けるなら矯正開始したい…と先生が言い、
年が明けて節分の頃スタートしましょう、となった。
花子は「わくわく」らしい。

今回は花子と太郎の定期健診とフッ素だけ、のハズが
太郎の歯が欠けているので虫歯を疑いレントゲン撮影。
そこから、なぜか先生たちが会議を始め、
私も呼ばれる。
・・・そんなに大きな虫歯が?!と思ったら違った。

太郎、12歳臼歯がない。永久歯の先天的欠損。
4本生えるはずの内の3本はすでにレントゲンにもくっきり~なのに
左上だけ1本ない。
なんにもない!!
えぇ~?!これって、どうなるの?と眩暈がしている上に
「実は、隣の歯の永久歯もないんです。」と。

左上2本、永久歯が先天的に欠損しているらしい。
ほかにもここの奥歯がうんたら~、糸切り歯がうんたら~と
言われたけれど、
ほかにも「この奥歯の不正咬合のほうが問題!」って言われたけれど
永久歯2本が先天的にないっていう言葉で
ダメージが大きすぎて、処理しきれず。
いままで通っていた歯科医では一度も言われなかったのに?!と思いつつ、
専門医の丁寧な説明を前にため息しかでない。

永久歯の先天的欠損、そういえば花子の友達の〇くんも〇ちゃんも、
〇先生も…と知っているだけでも数名いるけれど、
まさかうちの太郎もだったとは!

いっそのこと花子と太郎をセットで矯正開始したいんですけど!と
先生に宣言し、太郎も来週には精密検査を受けることになった。
精密検査の結果、
「ないと思ってた12歳臼歯、ありました!!」とかだったりしたら、
いいのになぁ~と夢を捨てれない。
花子に「機械が古くて~」とかあるかもよ?と話し、
「新しい病院って、知ってるでしょ?」と、冷静に突っ込まれる。
二人で矯正、セットで矯正…
節約しないと!!と、お風呂の中でも延々と言っていたら
「チョコ、買うのやめる?」と花子に聞かれた。
私がチョコ断ったくらいで矯正費用一人分もでないので
チョコは食べる!
とりあえず、永久歯の先天的欠損のダメージが強すぎて
チョコに手が伸びる。

 

 

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小1と同じレベル

新しく始めた通信でのペン習字。
郵送で毎週、清書を送り、添削が返ってくる。
もしや、先生は即日投函?というくらいに返ってくるのが早い。
そして、噂通り、お弟子さんではなく先生が直々に添削。

私の今月の課題、「兄」だとか「花」だとかあり、
バランスに苦戦しつつ書いていると小1の次郎に
「お母さんも”花”?僕と一緒やな。」と言われた。
ええ、小1の次郎とレベルが一緒です。
「名前も丁寧に書きましょう」なんてことを先生に書かれるのも
次郎と一緒。。。
60の手習いっていうんだから、三十路の手習いなんて
まだまだいける!!ハズ。

今月、特に苦戦している字は「酒」で、
A4いっぱいに、酒、酒、酒、酒とエンドレスで酒を書き、
そのまま放置してお風呂に入り、お風呂から出て
また酒を書こうと思ったら、
端に「つまみ」と娘に書かれていた。。。

字って、センスがあると思うわ~と早く上達する人のブログを見て
上達を感じられない私が呟いていると
「俺には絵と同じ」と絵が上手い夫が言う。
手本がある限り、”模写”すればいいんやろ?と言うので、
ちょっとやってみてよ!と夫に書いてもらうと、
悔しいけれど、1か月練習した私より”酒”がうまい。
な~ぜ?と考え込んでしまったけれど、
「デッサンと同じ。模写」と夫は言う。
そういえば、絵のうまい娘の花子も手本を見て書く字はうまい。
ただ、連絡帳に書く字が同一人物とは思えないレベルに汚い。
しかし、漢字ドリルに書く字はうまい。
「手本があるから。」と花子も言っていたっけ。
ペン習字の先生に「漢ド、計ド、時間割通り」っていう
手本を一度、書いてもらえばいいってことか?

こどもたちが小学生の間に、連絡帳に「あら、字がうまい!」と
思われるレベルの手になりたい。
末っ子卒業まであと5年か…。

 

 

 

 

日本語レッスン

ロンドンのパルが大学院生となって、
再び日本語を勉強中。
今回は宿題の量がすごいらしく、日々、宿題に追われている様子を
ハングアウトで教えてくれる。

そして、日本語なので「ちょっと質問いい?」と
日本語についての質問を受ける機会も増えた。
「英語は文法が怪しくても、日本語は自慢じゃないけれど完璧!
漢字も得意よ。」と答えたら、

「去年、病気だったとして、病気のときのことを語るときは
”病気のとき”?それとも”病気だったとき?”」

・・・えーっと、もっと正解がわかりやすい問題はないのか?
私だったら「病気のとき~だった。」と語りそう。
でも、心配なので夫にも確認し、
「病気のとき~だった。」という言い方をしそうだ、という結論になった。
「病気だった時~だった。」でも別に違和感はないような…
文法的に正解って、どっち?と私も混乱中。

長文翻訳が10点の配点で文法ミス、漢字ミスと減点方式らしい。
減点はされたくないから、と彼女が和訳したもののチェックをして~と
彼女の和訳を見せてもらった。

I like grandparents very much.という英語、
(私は祖父母がおおきに好きです)となっていた。
・・・関西弁?
おおきに好き、より”大好き”のほうがいいよ~と伝えつつ、
方言がありなら、”ごっつう”とかっていうのもありよ~、
ちなみに岡山弁で言うなら「でーれー」で、と伝えたら、
「方言も減点対象だから。」と言われた。

えーっと、さっき私が和訳した日本語、もう一回見せて。
どこにも方言使ってないよね?
標準語になっていたかしら?
もし、これで減点になったら…ごめん、と先に謝っておいた。

「あんこが大好きです」と言おうとして、
「うんこが大好きです」と言ったロンドンのパルに
「発音が難しい単語のひとつですね。」とさらりとかわし、
その発言をことさらに取り上げなかったことに
「もうファン!!」とロンドンのパルは大好きになっていた
その日本人の日本語の先生にまた教えてもらっているらしい。
私の中ではダンディーな男性のイメージですが、
「日本人の年齢は本当にわからない!」とロンドンのパルには
年齢不詳らしい。

その先生もロンドンのパルをかなり若く思っていたようで、
去年のことを「私が〇才のとき…」という日本語作文を発表させ
ロンドンのパルの実年齢が先生の想像以上に上だったため、
謝罪したほどらしい。
「先生を困らせてしまったわ~」とロンドンのパルから聞き、
ますます良い先生ね~と評価が上昇中。
ハリウッドの男性俳優に全く興味のない私たち、
〇〇先生は私たちのちょっとしたヒーロー。

 

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平和な会議

ドイツのパルから手紙が来た。
彼女は今、”平和な世界”にいるらしい。
その平和な世界がどうやって作られるかというと、
「TVとラジオを消すこと」で作られる。

それに、パイを焼けば素晴らしい香りで家は満たされ、
シンプルで平和な世界の完成!
まるで数週間前に勤務先の児童養護施設
ネオナチによって放火されかけたのがウソのよう!

平和じゃない…全然、安心できない。
ロンドンのパルが「涼しくなったから、あなたにはいい季節よ!」と
メールをくれた。
涼しい季節=チョコを送れる=イギリスからチョコ、送るわよ~!
という意味で、私にとって良い季節。
ロンドンのパルと平和を感じるのはどんなときか
という話をした。
国連で、どんな会議があれば平和を感じるのかしらね~と話した日、
私のポスクロがイギリスの人に登録された。

彼も活字中毒の一人のようで、日本語学習中。

"I like the word 積ん読,
it doesn't have an English equivalent,
but the piles of books waiting to be read in my house show that
it is an international problem!”

(僕は英語には同じ言葉がない積ん読っていう言葉が好きなんだ、
僕の家に読まれるのを待っている本の山があって、
積ん読は国際的な問題さ!)

彼のメッセージを読んでわかった。
国連で”積ん読”について各国の大使が真摯に議論するとき、
誰もが平和を感じることができるだろう。
そんなニュース映像をTVで見たい。

 

 

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