ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ミドルネーム

ファーストレターで自己紹介するときに、
「私の名前はこれだけよ。日本人にはミドルネームがないから。」と
書くと、かなり驚かれる。
ロシアのパルには3つ、4つの名前があるし、フランスやカナダでも
ミドルネームが2つ、っていうのが結構、多い。
私がファーストネームだと思っていたのが、ミドルネームで、
「こっちのほうがお気に入りだから。」とミドルネーム愛用のパルも。

たまに、「ミドルネームほしかった?」と聞かれる。
ミドルネームはほしいとは思ったことないけれども、
英語の名前をつけるなら、中学の時からず~っと
シンシア(Cynthia)がいいと思っていたの~とアメリカのパルに
言ったところ、同世代のパルには
「ちょっと古い感じの名前。」と言われ、
女子大生のパルには「私の母の世代よ。」とまで言われた。
私がかわいい!と温め続けてきた名前なのに…
そんな彼女たちのかわいいと思う日本語の名前は
「イトエ」と「シズカ」らしい。
しずかちゃんはドラえもんからなんだろうけれど、
イトエって・・・私の祖父母の世代の名前くらいの古さ。

最近、かわいいと思う名前はとあるパルの名前。
『若きウェルテルの悩み』の主人公の片思いの相手の名前。
学生時代、前に進まない片思いをいつも語っていた友人を
ウェルテルと呼び、彼の思い人につけていた作中の名前。
夏目漱石の『こころ』を読んだときは、
『若きウェルテルの悩み』回顧録版?!と思ったりした。
彼女の名前を見るたびに、ウェルテルは片思いから卒業して
立派にやっているのだろうか…と思い出す。

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