ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

言い換え

『伝え方が9割』『言いかえ辞典』などを本屋で見かけても
私の触手はピクリとも動かないけれど、
それでも、”言い方”、ほかにあったのでは?と
思うことは日々ある。
自分の言葉で失敗したなと思うことはもちろんあるし、
周囲の言葉に「はい?」と思うこともある。

数日前、塾の主任講師と面談をしたときに
「去年の生徒たちに比べると、今年の生徒たちの実力は
ちょっと低いと思う。」とおっしゃっていた。
比較対象がバラバラの中学校から集まった中学生で、
どうやって比較?模試?と気になったので聞いてみた。
中学校の面談では突っ込めないことも、
塾でなら突っ込んで聞けて、しかも返ってくることばに
毎回、感心する。

「長年の蓄積されたデータがあります。
問題集も過去数年間、同じものを使っているので
毎年の生徒たちの平均点で得点力がわかります。」

ということだった。
へぇ~…と聞いたけれど、それって
「過去数年間、同じ問題集を使ってるので」ということで…
改定せずか!という突っ込みを入れたくなるところだけれど、
それを”データの蓄積”って…うまいこと言う~!と感心した。

部屋の掃除をしていたら、記念日や誕生日に夫からもらった
カードをたくさん見つけた。
ほぼ同じ文面…。16年以上なので、もうある意味、才能。
もうちょっと新鮮さを感じれる文章を入れてみたら?と
夫に提案したところ、
「それって、つまり、16年間、気持ちが変わってないってことやな。」
と返された。
・・・ものは言いよう!!と感心した。

最近、腕時計を買った。
いままではシルバーの腕時計をしていたけれど、
初のゴールド!
キンキラした成金趣味の金色ではなく、落ち着いたゴールド。
中3の花子に「ゴールド、どう?」と聞くと、
「似合ってる!」と一言。
これで終わればよかったのに、
「年をとった人たちって、ゴールドとか口紅の色が赤とか
どんどん濃い色を好むし、似合ってくるよね。
お母さん、似合ってるよ。」

10代って、なんでこうも意地悪なの?!と
10代の娘(やその友達)に苦労してきた過去のあるインディアナ州のパルに語った。
母親に辛辣…10代の娘あるある。。。

"Lol,That is funny for sure,
she's got a quick wit just like her momma."
(笑、面白いわね、
花子もあなたみたいに機転が利くのね。)
quick wit: とんち、機転

10代の娘の辛辣な言葉は年上のママ友や友人たちが
とても上手な聞き役になってくれる。
いま花子は15だから…20代まであと5年?
「花子の辛辣さは遺伝と家庭環境」と夫が言い、
小5の末っ子に「やっちゃったな…」と言われていた。
『言いかえ辞典』夫に買ってあげようかと。