ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

切手を眺める

小1の太郎が運動会の練習疲れで発熱が続く。
夏休み、だらだらとエアコンの効いた室内で過ごしてきたのに
学校が始まったら炎天下で2時間、3時間の運動会のための練習。
それはまぁ、当然かと…と新1年生たちはばたばたと発熱で欠席。
多分、その中でも目立って発熱が多いのが我が家の次郎のようで…
「毎年、こんな感じですか?」と、
ついに学校に行った際に教頭先生から声を掛けられる。

太郎のときは、2月末で出席日数10日だったときに、
「どうなってるんですか?」と前の教頭先生に聞かれたものです。
デジャビュ…。
そうはいっても、38度後半の人を行かせようとも思えず、
なんだかなぁ…の気分にさせられた。

「家に閉じこもっていたら、イヤになるでしょ?」と
ママ友に聞かれたけれど、私は家にいるの大好き!で、
次郎が発熱の間、切手を剥がして遊んでいた。

ロシアの切手、いつも同じ切手ばかりだわ~と思っていたけれど
意外にいろんな切手を私も受け取っていた。

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一番、いろんな切手を受け取っているのはアメリカで、
アメリカの切手も見ていて楽しい。
Solar eclipse(日食)切手もあったとは!

 

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私はいま”りらっくま”切手ばかり貼って出している。
「りらっくま~!!」と喜んでいるアジアのパルたちの
りらっくまの認知度に驚く。
せっせとアメリカのパルたちにもりらっくまを広め中。

 

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中国の思い出

中国の女子高生と文通中。
「メイさんが切手を好きだと書いていたので、
かわいいお花の切手を貼りました。」なんて書かれていて、
久しぶりに初々しい高校生~!で嬉しい。

 

 f:id:bitter-chocolate3:20170911114728j:image

 

「中国にかれこれ20年前にホームステイした」と手紙の中で話すと
「カルチャーショックは?中国の思い出は?」と聞かれた。

かれこれ20年前で、しかも私は河南省というところの
更に田舎へと行ったので…と前置きしつつ、
トイレがすごかった!
ドアも仕切りもなかったのは当然として、
横に3つ穴が掘ってあって…その3つの穴が合流して流れていく…
というのが丸見えなんです!
お隣からなにか流れてきた~!!と目の前を流れるものにびっくりした、
なんてことでは終わらせてくれず、
トイレの順番待ちをすぐ後ろでする。。。
「つれションなんて、かっこ悪い!」と思っていた私が
ホストマザーやホストシスターにいつも
「トイレついてきて!」と頼んでましたから。
「後ろに並んでおいたらいいんでしょ?」と笑われた。
笑われても頼む!知らない人にお尻丸出しのときに
後ろに並ばれるよりはマシ!

買い物に行ったら、
「ここのトイレはきれいだから、メイメイ、いまトイレ行っておき!」
と言われて、トイレに行って、
「うそ~!!」と”きれい”の日中の違いに絶叫したこと数回、
日本語を話せないホストマザーが「うそー!!」だけは日本語で覚えた。

信号もなく、車の隙間を大人数で横断するのが常だったのだけれど、
独特の呼吸でみんな横断する、「いまだ!!」と。
日本人からしたら、
「いやいや、ひかれる、どうみても無理!」なタイミングなので
私は取り残され…
取り残されること数回、横断のときは右にホストシスター、
左にホストマザーでこどものように腕をつかまれて横断。
「ぎゃ~!!」って叫びながら…。

反日感情に怯えながら行った20年前、
ホストシスターのおばあちゃん(当時80才くらい)に会いに行ったときは
「多少の非難は受け止めなければ!」という覚悟で行った。
でも、「遠いところからよく来たね~」とスイカを出してくれた。
中国料理の香辛料が受けつけなかったとき、
スイカは甘くておいしい!とスイカをすごく食べた日があり、
ホストマザーが「メイメイはスイカ好きだから!」とおばあちゃんに
伝えていて、おじさんがスイカを買って来てくれていたらしい。
その後はみんなでカラオケに行き、テレサ・テンを歌ったり。

せっかく買ってもらったスイカだし…とスイカをせっせと食べたら、
その後に連れて行かれたおじさん宅でも、
ホストシスターの友達宅でも、
「メイメイはスイカ好きだから」と伝わっていて、スイカ責め…。

新しく文通相手になった中国人の女子高生にとって私が最初の日本人らしい。
私が初めて会った中国人は素敵な人たちばかりで、
中国を好きになった。
彼女も私を通して見聞きする日本、
好きになってくれたらいいなぁと思う。

 

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習い事と孟母断機

アメリカのパルから、「バイオリンのレッスンを始めたわ!」
というメールがきた。
彼女は子どものときに習っていたバイオリンを再開させたらしい。
「新しいバイオリンを買ったのよ!」と。
(バイオリンは手や腕に合わせて買い替えが必要なためかと)

子どもの頃にバイオリンをやっていた、という海外のパルたち、
意外に多い。
ポーランドのパルも「こどものときにバイオリンをやっていた」と
言っていた。

友人たちが”子どものときの習い事を再開する”という話を聞くと、
なんだかとても嬉しくなるし、きっと立派な”先生”にこどものときに
教えてもらっていたんだろうな、と思う。
「またやりたい!」「楽しかった!」という記憶を植え付けた、
というだけで偉業だと思う。

子どもの頃、とてもピアノが上手だった友人は
「ピアノの練習がイヤで、先生が手を叩くのも怖くて、
ピアノ大嫌い!」と大人になって言っていた。
そのときだけ、瞬間的な上達にとらわれてしまった結果で、
とても寂しい気がする。

先日、娘と同じピアノ教室の子が「ピアノを辞めようかと思う」と
考えていることをそのこのママさんから聞いた。
ピアノは好きだけれど…練習がしんどい、と。
いままでの練習を思うと「もったいない!」という思いが先にたつ。

ピアノだけではないだろうけれど、楽器の練習って地味で退屈。
一曲合格すれば、また譜読みから始めて、リズムがとれない、
指が回らない、と四苦八苦する羽目になり、
達成感を得られることは滅多にない。
我が家のこどもたちも何度も「ピアノ辞めたい。」と言った。
練習が嫌い、面倒くさい、という理由だけれど
「これやって、人生で何の役に立つの?」と何度聞かれたか。

その度に孟母断機を思い出す。
勉強を途中でやめるということは、こういうことよ!と、
孟子の母が編んでいたものを切った、というあの話。
子ども時代は、「激しいお母さんがいて、孟子も大変だったのね~」
と思っていたけれど、親になって気づいた。
「孟母、すごい!」
私も何か孟母断機のようなものを…
例えば、書きかけの手紙を破ってみる、
ちくちくと数日かけて刺している刺し子を切ってみる、
完成したジグソーパズルを壊してみる、
どれもこれもかけてきた労力を思うとできない。

我が家の花子、ピアノを習い続け(私の妊娠、出産でお休みしつつ)
7年目がやってくる。
今年に入って、花子の友達関係で3人、
ピアノを同じ先生に習い始めた。
「花子ちゃんのおかげだわ~」と先生は喜んでいたけれど、
小さな頃から、楽しく!笑い転げながらピアノのレッスンをしてもらって
ありがたいな~と思った。
前回のレッスンも力強い打鍵でガンガン弾く花子に、
「”ドルチェ”(甘く)って書いてあるんですけど!」
「”ピアニッシモ”(極めて弱く)なの!」と
全く違う曲が出来上がっていて先生はゼーゼー言っていた。

今年中にこの曲を弾きたい!といったきちんとした目標はないけれど、
毎年、花子は先生により目標をいわれている。
「花子ちゃん、今年こそ女子力アップね!」と。
・・・それ、ピアノで上がるものなのかしら、と思いつつ、
「今年の発表会のテーマは”女子力アップ”だから。」と
例年と同じように言われた。

 


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ハリケーンとキャンピングカー

New Camperというタイトルでメールが
サウスカロライナのパルからきた。
Camperって、なに?とメールに添付された画像を見ると、
そこにはどでかいキャンピングカー!

Ford CTVという型式らしいのだけれど、
なんせでかい!!
大きいっていうレベルじゃない、でかい!
日本のキャンピングカーの2倍はあるような観光バスレベルの大きさで、
「これ、我が家の前の道路には入って来れない?
免許ある?」というレベルの大きさ。

"We got it for hurricane season. In case we need to flee, "
(ハリケーンシーズンに備えて逃げれるように買ったのよ。)と。

正直…、ええ、本当に正直…
「どれだけハリケーンから逃げる予定なの?!
道路は冠水せず壊れてない前提?オーバーなんだから!」と
夫と話した。

そして、今回のハリケーン「イルマ」、
フロリダ州で560万人に避難命令がでたことをニュースで知った。
車で避難する人々の長い列に渋滞に…

edition.cnn.com

えぇ?本気でハリケーンから逃げる?と、びっくり。
長い渋滞を見ていると、もうパニック状態なのか
本当にそんなに必死に避難するほどなのかよくわからないけれど、
サウスカロライナのパルが先にキャンピングカーを買ったことは
それほど馬鹿げていることでもないらしい、
ということを知った。
アメリカでは仮設住宅として、トレーラーハウスがよく使われるらしい。

サウスカロライナのパルに聞かれた。
トヨタのキャンピングカーもチェックしたけれど、
ちょっと小さいのよね。あなたは5人家族でしょ?
どんなキャンピングカーを持っているの?
ハリケーンのときは、どう逃げるの?」と。

これ、本気なんだ。
本気で聞いているんだ…とカルチャーショックを受けた。

  

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日本語と漢字の魔法

海外文通をしていると、たまに聞かれる。
「日本語を勉強するのって、難しいと思う?」と。

それはあなたと同じ言語を母語とする人で
日本語学習中の人に聞いたほうがいいのでは?
生まれてから日本語を母語として育っている私には
日本語は難しくないけれど…といつも思ってしまう。

それでも、丁寧に答えることをいつも心がけている。
日本語が難しいかどうか、
まず、日本語の発音は「全くむずかしくない」らしい、
どの言語の人にとっても。
「日本語の発音が難しくて」と聞いたことは一度もない、
ドイツ、フランス、アメリカ、スペイン、アルジェリアのパルでさえ、
日本語の発音はとてもきれい。

日本語で最も苦労するものはまずは「覚える字の多さ」らしい。
ひらがな、カタカナ、それに漢字。
アルファベットの26文字に慣れている人はひらがなだけで
48文字あることに驚く。
同じ数だけカタカナもありまして…というと戦意喪失されるので
カタカナの存在は秘密で。。。

中学生レベルの漢字を使いこなすパルたちはかなり優秀な
日本語レベルで、ひらがなだけやローマ字筆記の日本語、
という人も結構いる。
漢字に関していえば、中国、香港、台湾の人たちは
ほかの国の日本語学習者よりは優位。
日本語の助詞を使いこなすことは
日本語学習者にはとても難しいのだろうなぁ~ということを
海外のパルたちからの日本語の手紙を読んでいると思う。
私の英語の前置詞も同じレベルなのだろう、と思うと
「頑張れ~」という気持ちになる。

先日、アメリカのメル友と日本語メールをしていて、
彼が「これこそ漢字の魔法!」と書いていた。
私は、娘が食虫植物に夢中であることを前回のメールで書いていたが、
彼は”食虫植物”という単語を日本語で知らなかったらしい。
(確かに、頻出日本語ではない、と思う…)
それでも、「漢字を見ただけで意味がわかってしまうんだから、
漢字はすごく面白い!」と彼はメールに書いていた。
ちなみに英語ではcarnivorous plant、
carnivolousが肉食を意味するので、
carnivoousを知っていれば、carnivorous plantも意味がわかる。
ただ、carnivorousも頻出英単語…では全くないハズ。

語学が堪能なパルたちと知り合って思うことは、
こつこつ長く細く続けることが、やっぱり語学の近道なのだと
改めて思う。

 
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『パンとスープとネコ日和』

Amazon Primeのビデオ、我が家はかなり活用している。
夫は古い時代劇映画を観ているし、
末っ子の次郎は古い仮面ライダー(70年代!)やウルトラマン
花子や太郎もアニメを各種、観ているらしい。

私はAmazon Primeで観たいドラマも映画もなく…と
思っていたら、見つけてしまった!
『パンとスープとネコ日和』

 

 群ようこ原作だわ!とびっくり。

 

福も来た―パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫)

福も来た―パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫)

 

 というのも、本で再読したばかりだったので、
つい観始めたら、引き込まれてしまった。

本とは違うところが、いろいろあって、
なんだか違う~と思いつつ、主要登場人物が
原作のイメージとかなり合っている人が多い。
反面、「なんでこの人?全く違う!!」というキャラクターも
いるけれど、
小林聡美としまちゃん役の女性が違和感がなさすぎて
つい観てしまった。

日本のドラマのおすすめは?と海外のパルに聞かれると
いつも『すいか』、『離婚弁護士』『大奥』と
全く脈絡のない組み合わせをいつもおすすめしていたけれど
今度は『パンとスープとネコ日和』も追加しなければ。

原作とは違うところがあるわ~と思いながらドラマを観て
ネットで調べると、続編が出ていた!
2017年7月発売。また読みたい本が増えたわ。 

優しい言葉―パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫)

優しい言葉―パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫)

 

 

 


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びっくりなニュース

 サウスカロライナ州のパルから、手紙が来た。

"Firstly,I loved your story about Hanakno talking the English class and
using "Japanese,please." as a get-out-of-jail card.
I tell everyone that story.
That girl is going places!"

「まず最初に、花子が英語の教室で”日本語でお願い”と免罪符のように
(英語で)言った話は気に入ったわ。
みんなにその話をするわ。
将来有望だわ!」

花子が英会話教室で”Japanese ,please."を”魔法の言葉”として
何度も言ったという話、サウスカロライナ州のパルも気に入ったらしい。

bitter-chocolate3.hatenablog.com
get-out-of-jail、牢屋から出る?と思ったら、”免罪符”という意味で、
go places:成功する。

彼女からの英語で今回も新しい単語がインプットされた!
北朝鮮が日本上空にミサイルを飛ばしたニュースを聞き、
彼女はアメリカで泣いたらしい。
「大丈夫?心配でしょ?」というメールをくれた。
私の返信は「花子の食虫植物がミミズを食べてる!」という内容で…
「私が心配のあまりメールしたのにあなたからの返信を読んで
笑ってしまったわ!」と書かれていた。
"That's what friends are for,right?"と。
(そういうときのために友達はいる、よね?)
平和ボケなのかしら…。

夏の間、長く滞在していた彼女の甥っ子は彼女の妹の子どもだけれど、
その甥っ子の母親、彼女の妹から
「彼を自分のこどもとして育ててくれない?」と言われたらしい。
不治の病でも失業したわけでも、ホームレスでもないのに、よ!と
怒ったり、家族会議をしたり忙しいらしい。
「誰のために”良い”選択をするのか、
私の家族?甥っ子?私の息子?私?妹?」と混乱中。
この手紙が日本につくころは話し合いも終わっているけれど、
結果はEメールなんかでは伝えないわ。
うそっぽいし、現実に思えないから、手紙に書く、と書かれていて
なんとも彼女らしいわ~と思った。

私の妹とサウスカロライナのパルの妹は性格や行動がとても似ていて、
「あぁ~、わかる…」と長女としてはいろいろ、いっろいろ気になる。
でも、当然ながら次女も人によりけりで、
ロンドンのパルの妹は15歳のときに結婚する年齢、子どもを生む年齢、
家を買う年齢等の人生設計をすべてし、
現在、34歳ですが、15歳のときの人生設計通りの人生を邁進中と聞き、
「ほぇ…」から先が続かない。
長女も人それぞれ、次女も人それぞれなハズだけれど、
私の友人は”長女”ばかりだわ。


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