私の友人たちは本好きが多く、
日本の文化を学ぶために本を読んだ、というパルが多い。
そんなパルたちが最初に読むのが『さゆり』、
アーサー・ゴールデン著作。
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・・・あれは日本をわかっていないアメリカ人が書いたもので
日本文化とはかけ離れてますから!と
あちこちのパルに書きましたとも!
映画を観た日本人は「なんじゃこれ?!」と呆れた人が多いだろうけれど、
あれ、アメリカでは「ザ・日本!」となっていたりする。
大体、アメリカ人や外国人の書いた本で正しく日本文化が書かれてない、
とパルたちに言うと、
「じゃあ、日本人のあなたが認める日本や日本文化のことを正しく
書かれている本を紹介してよ!」と言われまして…。
うっ・・・それはもちろん!
え~っと・・・と日本文化を紹介する本を探すことに。
最初に思い出したのは中学生くらいのときに読んでいた
日本に駐在したフランス人が日本文化を時に皮肉りつつ書いた本。
タイトルも著者も失念してしまい、ネットで必死に探して見つかったその著者が
実はフランス人のふりした日本人作者によるものと知ったときのあのショック…。
そして、またその作者名を忘れましたが。
とりあえず、日本の文化として紹介した本は最近私も読みたい本リストに入れている
『英国一家、日本を食べる』マイケル・ブース。
Amazonの書評でも海外からも日本からも評価が高い。
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ほかにも翻訳されている日本作家の本として、
(アメリカの英文学専攻のパルたちに好評だった。)
小川洋子の『博士の愛した数式』なども翻訳されているので紹介した。
本好きのパルたちから、「返事も書かなきゃいけないし、
読みたい本が急に増えて忙しいわ!!」と喜びのメールがきた。
アメリカ人と結婚して、いまはアメリカに住んでいるイタリアのパルが
「あなたにお薦めはこの作家!絶対にあなたが気に入る!」と教えてくれたのが
Rosamunde Picher。
田舎の風景が美しく描かれている、と。是非、英語で挑戦して!と。
…そうくる、そうきますか。
「日本で英語版が手に入らなければ、私が送るわよ!」と。
英語版を注文しましたとも。
「あなたはこのくらいの英語を読めるだけの能力があるって!」と
おだてられて、木に登って買ったけれども…(まだ届いてない)
するする~と木から降りないで済むといいけれど。
実は、彼女に日本文化を紹介する本として、
私が以前買って読んだ”Takes and Mistakes" Kate Elwood著
を送った。
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NHKの基礎英語のコラムをまとめた一冊のようで、
中学生レベルの英語なので簡単に読めて、
しかも、「へぇ~」と気付かなかった日米文化を教えてくれるコラム。
日本を崇拝するでもなく、アメリカが良かった!!というでもなく、
中立な目線で描かれているコラムとしてよかった。
彼女からの感想も楽しみ!
読書の秋、読みたい本リストを片っ端から読んでいきたい。