ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

学校に行きたくない

「学校に行きたくない」と子どもが言い出したら・・・、

親なら一度は考えること。

私はいつも思っていたし、言っていた。

「いじめられて、嫌なら行かなくていい。

学校は勉強するところだから、勉強なら家でもできる。」

いじめを苦に自殺するこどもたちの報道を見るたびに胸が痛んだ。

週末、小1の息子が上級生のお兄ちゃんたちがいじめてくる、と

初めて話した。

「仕返しされるのが怖くて言えなかった。」と。

そして、日曜日、初めて言った。

「学校、行きたくない。」

きっと、この言葉の衝撃は言われた親にしかわからない。

そこまでわが子を追い詰めた、学校を嫌いにさせた上級生の家に

すぐに文句言いに行こうかと思ったし、

朝、とっ捕まえて、事実確認をしてから

「あなたが学校に行けば、うちの子が行けない。

責任を取って、あなたは学校に来るな!」と言いたい気持ちを抑え、

月曜日に学校に電話をした。

どう行動するのがいいのか、いろんな人に聞いた。

「オーバーアクションだ。それくらいで学校に電話はやりすぎ」

「いちいち、電話していたら、先生も相手してくれなくなる」等。

でもね、内気な子ども代表の親として言わせてもらえれば、

親がいちいち言わなくても自分で言える子どもは”内気”ではないし、

いじめの対象にもならない。

学生時代を思い出しても、いじめられるこは大抵決まっていたし、

いつも決まった子がいじめられるなら、電話する親も決まるってものでしょう。

内気な子どもの親が内気とは限らない、というところがポイントですが。

”冷静に”がポイントだそうですが、自分のこどものことで

こういうときに”冷静”になれる親がいるのなら、拝みに行きたい。

私は怒りに震えた。小1の6月で学校に行きたくなくなったことや

上級生が1年生をいじめるということに。

友人たちにこの話をすると、意外に「実はいじめられたことがあって…」と

言う人たちがいた。

彼女たちは私に「いますぐ学校に行かせるのをやめて。」と言う。

海外にいる妹やパルたちが

「あなたが無理なら、私が預かる!彼に教えたい、

学校はいかに小さな世界で、どれほど大きい世界があなたを待ってるか!」と

口を揃えて言ったのがとても印象的だった。

正直、加害児童たちの親も知っている私としては先生の指導が入ろうと

どれほど意味があるのかとても懐疑的だ。

暴力的な加害児童の親は大抵が暴力に寛容で、

「いじめだ!」という声すらも「ちょっとやんちゃで。」とする。

同じ日本語を話し、同じ日本にいるハズなのに、

価値観の差を思い知らされるだけの気もする。

そして、学校がそういう暴力主義的な子どもの天下で

「やられたらやりかえす」、それができない、うちの息子のようなタイプには

苦痛でしかないのなら、

やっぱり私は学校に行かさないだろう、と改めて思った。

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ありがたいことに、息子の一件は担任の先生の迅速な対応でうまく解決した、

一応。