ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

久しぶりの手紙

カナダのパルから手紙が来た。
私の記録によると半年ぶり。
…半年って!!去年でしたよ、私が手紙出したの。
文通の間隔が開くということは、基本的には相性が悪いことも多い。
手紙を書く内容がない、あとにしよう、で遅くなる…
というパターンは私も経験した。
カナダのパルは基本的に忙しいんだろうと思う。
たまにくるとぎっしりで、
3月のニュースはほにゃららで、4月のニュースはほにゃらら…と
何回かに分けて手紙が書かれていることもよくある。
それでも間があきすぎるとどうなるか。
「メイのこどもたち、いま何歳なの?」と相手の状況が
よくわからなくなってくる。
「花子って、12歳よね?」と、現在14歳の花子は12歳で止まっていた。

前回の手紙で私は花子の担任が花子にもっと勉強をしなさい、
と発言することに怒っていたらしい。
「成績、下がりましたね。」と三者面談で言われましてね…
ええ、確かに下がりましたよ。
学年1位から学年3位に。
それを下がったっていうか?
「テスト前に体調崩すのは勉強のプレッシャーだと思う」と言いつつ、
「もっと勉強を頑張れ」と言われまして…
先生、舌の根も乾かないうちにって、これ?
それとも矛盾に気づいてないのでしょうか?
先生の言葉はプレッシャーにならないんですか?
とかもういろいろ言いたいことをぐっと飲みこんだ三者面談。
あと数か月でこの先生の担任も終わりだ、ここは忍耐で…
なんせ、花子はまだ中1!とスルーした、という話。

It's too bad he doesn't realize that she actually studies
and works really hard.
(担任が花子が実はすごく勉強していることを理解していないことが
とても残念だわ。)
Have you discussed with teacher again?
(先生とはもう一度、話し合った?)

来年になれば変わる担任の先生、だと思っていた。
中2のいまも、同じ担任になりました~!
良い先生だとは思う。思いたい。思い込もうとしている。
勉強に理解はあるし、花子と同類の理系だし。
ただ言葉の節々に矛盾が多すぎて、それは私のツッコミ待ちか?
と、話すたびに思ってしまうだけ。
「あぁ~、盲点でした!」と、一番大事なところで言われると、
…正面に盲点ある?とツッコミそうになった。
元教員ママたちが「ありえない…」と絶句した安全面について。
「まぁ、まだ若いし…」と元教員ママによく言われる。
わかってる、わかってるよ!先生も(私も)若いから…と思うけれど、
その”若さ”って、一体、どこで良い方向へ発揮されるのですか?と
聞きたくなったりする、正直。
フットワークの軽さ?―それほどでもない。
話しやすさ?―「花子は?」と保護者が出た自宅電話で言うカジュアルさ?
新しい考え方?―ブラウスの下の肌着は白!と学級通信に書くけれど…
肌着への注文はセクハラだよ!!と若いのに気づかないの?
と疑問だらけ。
「誰でもいいところはある!」と、この1年も乗り切るつもり。

学校が再開しても、市の教育委員会が発熱の場合は解熱後2日経てから
登校するように、という指針を出した時期があった。
小学校からは教育委員会のお達しにより云々の文書があったが
中学校からはこない。同じ市立ですが。
そして、花子が発熱したので、「欠席期間は小学校と同じですか?」と
一応、担任に聞いてみた。
「はい???」と担任は市の教育委員会の文書を知らなかった。
知らなかったので、説明したところ、
「花子はいつもの発熱なので大丈夫です!」と言われた。
「・・・」と私が無言になってしまった。
えっ?先生、もしかして医学部も出た?花子の喉でも見ました?
市の教育委員会の文書を無視?
これで花子がコロナウイルス感染者だったら、どうするの?
このコロナウイルスの状況では風邪などの症状があるときは
大事をとって自宅待機では?という言葉をゴクリと飲み込み、
「わかりました。」と伝えた。
(結局、体調不良のため、とその後も休ませた。)

そして、つい愚痴った。
ツッコミの嵐を先生にしたいところだけれど、私が生徒のときは
していたけれど、いまは保護者になってしまった。
大人だから飲み込んだけれどさ…
(先生に突っ込んだところで変わらないところまで
わかっているのが大人…)
「意味わからんし…」と夫に語った。それを聞いたのだろう花子に
慰められた。
「先生はそんなに考えないで話しているから、
お母さんもそんなに深く考えないで大丈夫!
はいはい、と流しとき~。」と。
・・・大人だ!ここに大人がいる!とびっくりした。
カナダのパルには「花子はすでに私より大人です」と返事を
書くことにした。