ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

常識はいろいろ

裁判員4日目、
慣れてきた…ことはなく、昼になるとやはり頭痛がする。
高血圧が続いているから。
かかりつけ医を定期受診したら、血圧が170の100だった。
実は家でも同じ状態が続いている。
医師に聞かれた。
「高いなぁ…ストレスか?なにかあった?」
…言えません!!!←これがやっぱり一番のストレス。

緊張か、ストレスか、寝不足か、その全部。
バスに乗り遅れたら?
電車に乗り遅れたら?と恐怖で早め早めの行動の結果、
集合時間の1時間前に到着し、裁判所の係の方に
「ちょっと待ってくださいね!」と慌てさせてしまった。
2日目ですら帰りの道を間違えましたから!
その結果、歩数計は常に7000歩超え。
徒歩10分とgoogleマップにはなっているのに駅周辺で15分…
この駅は迷路か?!と思っていた。

4日目にやっと余裕!(4日目でやっと…)
10分くらいで着くというのに電車は遅らせることが不安だったので
駅に早く着き、カフェモカを飲みながら喫茶店でゆったりと過ごしてみた。
大人~!!と思いながら。
いや、もう実際、大人なんですけれどね!

裁判員4日目の感想、
”みなさんの常識で判断してください”と弁護人からも
裁判官からも言われる。
ただ、ほかの裁判員たちの意見を聞くと、”常識”ってなに?と
初日からなった。
あれ?私の常識はあなたの常識とは違うんですけれど…と
今更ながら気づき、初日は「私、常識が違う?」と
ものすごいショックを受けた。
家族にもあまり語れないので、夕飯の時に一言、
「母さんの常識、一般的ではないかもしれない。」と語ったら
「今更?」
「知らなかったの?」
「知ってた!」と散々だった。

裁判員資料としてもらったプリントに刑事裁判のルールが簡単に
書かれていた。(持ち出し不可なのでうろ覚え)
「提出された証拠で判断すること」
「被告人の有罪を証明するのは検察官で、弁護人ではない」
「検察官が有罪を証明できない時は無罪とすること」

お昼休憩、繰り返し読んでいる。
私の常識は違うかもしれないけれど、
”刑事裁判のルール”と”私の常識”で判断しよう!と。

裁判官にはいろいろと質問していいですよ!と言われるので、
興味関心の赴くままにいろいろと質問している。
「えぇ?!」とか「おぉ!!」と驚かれることがあった。
「そんなこと知っているんですか?!」と。
・・・私には常識だったのですが、ほかの裁判員は知らなかったらしい。
「そんな質問されたことがない!」と裁判官に言われたり、
業界内の有名人を私も知っていて「〇〇さんですね」と言うと
「その方も知ってる?!」と驚かれたけれど、
彼は一般人にも有名人!と思ったら、ほかの裁判員さんは知らなかった。
あれ?あの人は有名人でしょ?とわからなくなった。
帰宅して夫に聞くと、夫も「あぁ、あの人!」とその人を知っていた。
一般人の”常識”こそ、千差万別で難しいと思う。