ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

夏の思い出

今年の夏休みの思い出…ピアノ、になった。
末っ子が音楽会の伴奏をして!と言われたと楽譜を持ち帰った。
小学校の間はいつも伴奏をしていた女子がいるのに???
我が家のこどもたちは、楽譜のレベルでいくと余裕で弾ける、
はずで、ピアノの先生も「できるわ!」と言う。
親の色眼鏡含みでも、これなら弾けるわ、と伴奏の楽譜は思う。
でも、問題は合わせようとするかとか、リズムをきっちり守れるかとか…
自分で勝手に強弱つけないとか…伴奏ですよ!伴奏!!と
言いたくなる弾き方。
親の欲目で見ても、伴奏には向いてない…と思うし、
我が家のこどもたちもわかってる。

それなのに、なんで伴奏の楽譜を持ち帰ったのよ~!!と
冷や汗をかきながら聞くと、
クラスにピアノ経験者は4人いたらしい。
中学校入学とともにピアノをやめた子が二人。
1人は夏にピアノコンクールがあるから合唱曲の伴奏練習なんて…
そして、我が家の次郎はなにもない。
「楽譜、持ち帰るしかないよね」と。

ピアノの先生に経緯を話すと、週1レッスンが週2になった。
理由は簡単。譜読みが思ったより進まないから、とりあえず来い!
という呼び出し、補習レッスンだった。
その旨は先生よりLineで教えていただいていた。
末っ子には先生はどう伝えるんだろうか…と思っていた。
先生が想像していたより進んでいないのはわかっていたけれど
本人は前向きに練習していたので、私もどう伝えようかと思っていたら
レッスン後に末っ子が意気揚々と報告した。

「僕、特別指定強化選手になったから、週2レッスン!」と。
・・・そんな枠、ないですから!
オリンピック選手かよ!と思ったけれど、
先生の伝え方が素敵だなと思った。
我が家の、”特別指定強化選手”、その後も頑張り、
最後まで歌っても大丈夫な伴奏ができるようになった。
若干、つい「伴奏やで!ソロじゃないよ!」と言いたくなるときが
あるけれど…個性ってことで。。。伴奏ですが…。

そして、登校日。
息子と同じく楽譜を渡された子がもう一人いて、
「オーディションするわ」と担任に言われたらしい。
・・・はい?立候補ではないのに、オーディション?
なんだそれ???と私とピアノの先生のlineでは文句の嵐になった。
そして、また2週間後、もう一人の楽譜を渡されたこは
譜読みを完了しなかったということで、末っ子が伴奏をすることになった。

リズムが早すぎず、遅すぎず、歌いやすく…できるかな?と
緊張して聞いた息子にピアノの先生が言っていた。
「まずは…」
まずは???と、真剣に先生の言葉を聞いた。
「まずは指揮者に言いなさい。僕に合わせろよ!と。」
・・・さすが。
ピアノのソロをコンサートで弾く先生のメンタルは違う!
ピアノの先生に言わせると、声楽家のメンタルはもっと
「私が!」「私が!」らしく、彼女たちの伴奏をしたときは
9割喧嘩になる!とか…楽しそうです…。

指揮者は誰?また今度、好きなものを聞いとき!と
私は大人の買収作戦で…。