9月を過ぎて、各国のパルの子どもたちは新しい先生へと変わったので
新しい先生の話を聞くようになった。
パルたちの話を聞く限り「女性の先生」が多い気がするけれど、
小学生が多いからかしら。
ママさんたちはやっぱり、「もうちょっと○○だったら…」と思うことも多いので
(どこも一緒ね~!と大いに共感するけれど)
進級=先生が変わる、ということに子ども以上に期待に胸を膨らませている。
その期待がひしひしと伝わる手紙が多い。
アメリカのパルが「数学の男の先生」の話を書いていた。
私には普通だったんだけれど…ある一部の女子生徒からは嫌われ、
最後は先生が学校を去ったらしい。「性的な問題で」って…
えぇ~!?
どこも同じようなものね~とあまりショックはないけれど。
うちの娘の先生は最近どう?と言われてますが、相変わらずです。
なんだかどんどん先生に免疫ができてきて、
「それくらいなら大したことない」と思えてきた。
他の人に話すと、「えぇ~!!」と驚かれ過ぎて、
あら、やっぱりちょっとおかしい?と気づくようになってきた。
慣れって怖い…。
私の中でその先生を表すエピソードといえば、プール帽。
水泳が始まると、「自分で髪がくくれるか、散髪するように」という
お達しが小学校からくる。
そのとき、低学年の女子児童の多くは散髪をする。
我が家の娘も肩より下15センチほど伸ばしていた髪をバッサリと散髪して
ボブにしました。耳くらいの長さ。
「クラスには同じ長さのこばかりだった!」と娘が言うほど、
ほかのママさんたちもこどもを散髪した。
翌日、娘が「みきちゃん以外は髪をくくってくるように、と先生に言われた。」と
言い出した。みきちゃんって、ショートカットのみきちゃん?
娘の耳までしかないボブの髪をくくる?
その必要性はどこに?
ボブなんだから、そのまま水泳キャップかぶれるでしょ!
どうやってこの髪をくくるの?
無理無理~と私が言うと、「一筆書いて」と連絡帳を渡された。
書きましたとも!やってみましたが、無理です、と。
その日の夕方、同じくボブにしたこのママさんたちからも
「ちょっと、うちの子の髪をくくるとかどうやれっていうの?!」と
怒りの電話がかかってきた。
そして、多くのママが子どもにお願いされ、連絡帳に
「無理です」と書く羽目に。
男の先生なら「髪の毛くくったことないのかも」と思えるけれど、
女の先生なのよ!!とぶーぶーと各国のパルに絵や娘の写真つきで
愚痴った。
「すごい」「すごすぎる」とある意味、びっくりされてました。
確実に日本の先生のイメージを変えたかと。
全員じゃないんですよ、中には素ん晴らしい先生ももちろんいらっしゃって…
希少価値はでつつあるようですが。
「それはすごい」と先日、日本の友達に呆れられて、
他にもあってね!!と娘の担任エピソードを語っただけで2時間経過していた。
…半年で2時間のエピソード、
しかも、また音楽会でも「はぁ…またか。」とママさんたちが
愚痴り合うという事件もあったりして、
これを反面教師にしたマニュアル作ればいいのでは?と
逆転の発想で私は思うほど。
役に立つか?と問われると、立ちません。常識の範囲内ですから…。
「子どもにバカと言わない。」
「準備してほしいものがあるときは前日より前に言う」
「紛失物はまず自分の机を探す」
といった「…」と絶句させることが並びます。
そこ!ため息つかない!うちの娘はあと半年、この先生なんだから!!と
友人に言ったほど。
「担任が変わって、ほっとしたわ~」という手紙をパルたちから読むたびに
こっちは3月まで同じ先生なんですけれど!!と、つい思ってしまう。