ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

世界女性デー

今日は世界女性デー。International Women's Day.
日本では全く定着していないけれど、
海外のパルたちは女性の日に何をしてお祝いした?と
よく手紙の中で聞かれる。

そんな話を子どもたちにしたら、
ハロウィーンみたいなもの?」と聞かれた。
いや、ハロウィーンやクリスマスより憲法記念日みたいな感じ?
海外のパルたちも特にこれといったものもなく、
夫から花をもらったとか、女友達とランチ行ったとか
その程度だったような。

トランプ大統領のおかげで(おかげで!!)
去年の女性デーはものすごい盛り上がりを見せたらしい。
たくさんの男性もそれらのデモには参加していたとか。

我が家には息子が二人いて(太郎と次郎)
娘(花子)もいる。
こどもたちの小学校で何度かママさんたち(複数!)が
「うちは女の子だから勉強しなくていい」、
「男の子だから、勉強できなくちゃ。」と言うのを聞き、
…ここ、30年前の日本?と思った。
90過ぎの祖父にその話をすると、
タリバンでもおるんか?」と笑われた。
90過ぎの祖父がこう言っているということは、
時代は50年以上前か?

男女平等の社会に近づいているとは思うけれど、
就職試験のときに嫌というほどの男女差別を私も経験した。
「力の強い男性しかできない仕事」と堂々と言った会社もあったし、
(いまでも見るたびにあっかんべーをしたくなる…)
面接を受ける男女比と採用される男女比が逆転している
会社もたくさんあった。
「社会的に最終面接まで女性がいないとね。」と最終面接のときに
ご丁寧に教えてくれたという地方銀行もあった。
(あそこの地方銀行には口座作らない!!と
大学の同期で誓ったとも!)

そして、私にこどもが生まれ成長し、
子どもたちが拾って帰って披露する価値観に眩暈を覚えることになる。
例えば、太郎はよく言っていた。
「お姉ちゃんは名前が変わっても、僕はずっと変わらない。」と。
なんで?と聞くと、「僕は男だから」と。
男女どちらの姓をとるかは結婚のときに決めることで、
夫婦別姓でもいいと思うと伝えた。
家族の絆は名前ではないでしょ。
それに、あなたが名前を継ぐほどの希少性もその苗字にはないし、
継ぐべき山も畑も田んぼもなく…名家でも旧家でもない。
結婚しない自由もあって、結婚相手の性別も年齢も自由。
もちろん国籍も宗教も自由と伝えてある。

悲しいけれど、日本にはまだまだ男女不平等があって、
男性はあぐらをかいている、と思う。
だからこそ、息子たちにはあぐらをかいていることを当然と思うことなく
女性と平等になってもやりあえるだけのものを
身に着けてほしい、と思う女性デー。

そんな私、「メイって、保守的ね~」とママ友に言われ
びっくり仰天してしまった。
…これ、保守なの?!

 

 

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