ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

誕生日の過ごし方

誕生日が無事に過ぎた。
去年の誕生日は「絶対に動かない」と決め、家事を放棄し
ブルーノ・マーズの”The Lazy song"をエンドレスリピートし、
「ご飯は?」と聞いた夫にキレた…。
誕生日の私に言うことは「ご飯は?」かい!!と。

今年の誕生日も同じに過ごすに違いない、と夫は思っていたようで
「誕生日の予定は?」と聞かれたとき、
「スケジュールいっぱい。」と答えて驚かれた。

まずは午前中、友人のクーリングオフを手伝った。
数日前から「契約してしまった!お金払っちゃった!」という話を
「へー」「ほー」と聞いていた。
「ストレスなの~」と言われても「ふーん」と。
夫と子どもたちに言われた。
「それ、断ってほしいんじゃない?」と。
・・・そうなの?
電話で「契約解除します」と言えばオッケーのクーリングオフ期間に
なにをどう手伝うわけ?簡単でしょ?と私には目から鱗だったけれど、
友人に聞いてみた。
「契約解除、手伝おうか?」と。
即答で「お願いします!」と言われ、日程を合わせたら私の誕生日。
20分未満で終了。
午前の部は契約解除のお手伝い。

その後、午後の部のためのアポイントをとった。
友人に”付き添い”をお願いされた場所が私の誕生日の
最初のお出かけスポット。
警察署!
一応、行く予定の時間と内容を事前に伝えておいたほうがいいのでは?
ということで、友人の代理で電話することになった。
一通り話した後、「あなたはご本人さん?」と聞かれたので
「いえ、友人です。代理です」と答えたら、
「ご友人の生年月日は?」と聞かれる。
…生年月日?私より5つ上で、春生まれだったような…
生年月日が言えなかった。
「電話番号は?」
…ライン通話ばかりで携帯番号ない。前に聞いたはずで
かれこれ7年の付き合いなのに!
「住所は?」
え~っと、最近引っ越して家の場所は知っているけれど
詳しい番地までは言えず…
なにもかも言えない私に警察官が不審げに言った。
「お友達?」と。
なんだ、その疑問形は!…多分、友達…と自信をなくす。
(後日、共通の友人に彼女の生年月日、住所、電話番号は言える?と
聞くと、私と同じだった。
つい言っちゃった。「それ、友達?」
あの言葉、地味にえぐるわ…。)

本人からも警察署に電話するように言われ、私の住所、電話番号、
生年月日を聞かれる。
…えっ、生年月日までいる?
生年月日言ったのに「今日、お誕生日ですね!」とかなかった…と
友人に言って「警察に何を期待してんねん!」と笑われた。
「お誕生日おめでとう」って、無料でできるし、
法的根拠とかも必要ないし、ケチらんでも…と思う。

警察署では丁寧に対応してもらえた。
友人が話した後、「これは犯罪ですよね?罪名は何ですか?」と
私が警察官に聞くと年配の警官が「これは〇〇罪に近いけれど、
ちょっと違って…」と説明をしたので、
「いえ、それではないです。△△罪という新しいのがあって、
そちらが適応できるはずです。構成要件も満たしています。」と
話すと、年配の警官は別室の誰かに聞きに行った。
戻って一言、
「よく勉強されていらっしゃいますね」と姿勢を正して言われた。
知ってます、わかってます、適当な対応するなよ!
という私の熱い思いは伝わったもよう。
実際は構成要件を満たしているか微妙なラインだと思うけれど、
「○○っていう条例もありますよね?」とも言っておいた。
予習済み。
「□□はどうですか?」と聞き、
「勉強不足でわからないので、ちょっと時間をください」と言われた。
友人に「あんなに詳しかったの?」と聞かれたので
一夜漬けの効果はあったよう。
付添人として頑張った!

友人との関係を聞かれ、子ども同士が同じ学年のママ友で
かれこれ7年の付き合いで…と話すと子どものフルネームと
生年月日までメモられた。
…いる、それ?!
警察は生年月日までが個人情報で必須なのか?
付添人のこどもの生年月日まで?と疑問でいっぱいになった。

警察署の「スマホの電源はお切りください」ゾーンの
狭い部屋で話をして、その部屋を出て気づいた。
「取調室」って、なってますけれど!!
「会議室」はないのか?
入っちゃったよ、取調室…と、つい記念撮影をしかけて、
「あっ、スマホはダメです」と言われる。 
友人の想像以上の成果を得て、警察署訪問終了。
これにて私の付き添いは終了…かと思いきや、
ここから第3部の幕開けになった。