お気に入りのジョークをメキシコ系アメリカ人のパルに言ってみた。
アメリカ人夫は妻に「はちみつをちょうだい、マイ ハニー」と言い、
イギリス人夫は妻に「砂糖をちょうだい、マイ シュガー」と言い、
日本人夫は妻に「ハムをちょうだい、僕の…子豚ちゃん」と言う、というもの。
「That's hilarious!! 」 (面白い!)と受けて、
「友達に言って回るわ!教えてくれてありがとう~!」とまで言われました。
そうか、アメリカ人にもわかる面白さだったのか、と
生粋のアメリカ人のパルにこのジョークを話すと…
「子豚ちゃんって、言われてうれしいの?」と言われまして…
いやいや、言葉足らずだったけれども、国民性をよく表しているのが楽しいのよ。
日本では、家族のことを人前では決して褒めない。
例え、どれほど夫が私の事を愛していようとも、
「これが僕の世界で一番美しい妻です」とは紹介しないわけで…、
私も娘のことを日本人に「あなたの娘さんは賢いわね~」と言われても、
「いえいえ、そんな。おかげさまで、ほほほほ。」と謙遜します。
っが、外国人に言われた場合に、同じように謙遜すると相手が変に思うので、
ここは「そうなんです!うちのこったら、賢いんですの~。誇りに思うわ。」と
言っているのよ、とアメリカのパルに話すと、心底、驚かれた。
ジョークの面白さを必死に説明したとき、ジョークの楽しさは半減した。
メキシコ系アメリカ人のパルに「アメリカ人に通じなかったんだけれど…」、
謙遜は美徳だっていう日本文化を知らなかったようで、と話すと
アメリカ人カップルはどこでもかしこでも感情を表現するのがいいことだと
思っているから。やりすぎのカップルがどこにでもいるのよ。
見ていて、たまに「部屋でして!」と思うわ、と。
彼女は10代でアメリカにきたメキシコ人とはいえ、かれこれ20年以上アメリカ在住で、
「価値観はアメリカだと思う」と本人が言うほど。
それでも、”やりすぎが目に余る”って思うのか~と新しい発見でした。
メキシコの文化では、女性は男性より低く扱われるそうで…
日本と同じ感じなのかな?と思ったり。
ちなみにスペインのパルにこのジョークを話すと、
「子豚ちゃんって、呼ばれているの?」と聞かれた。
そ、そんな、いくら私が丸々していてかわいいからって、
そんなひどい呼び方はさすがにされてませんから!と話すと、
「びっくりした~」と。
驚いたのは私ですから!
スペインのパルは、お父さんに「子豚ちゃん」と呼ばれているそうです。
もうすぐ20歳なのに、170cm以上あるのに…
いつまでもかわいいんだろうなぁ~とほほえましくなった。