ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

英語と10代

数日前、友人に聞かれた。
「ところで、メイの英語力はどのくらいなの?と
知り合いに聞かれたのだけれど、どのくらい?」と。

英検で言うと…とかTOEICで言うと…というようなものは
なにも持っていないので、こういうときに困る。
いや、困ってないから取ってないんですけれど。
そもそも、私の英語力を誰かに伝える必要もなく…と思いつつ
前にもチェックしたCEFRの簡易テストをして
Advanced(上級)をゲットした。
以前は文法より、リスニングのほうが正答率が高かったのに
今回はリスニングのほうが低かった…というよりも変化がほぼない?
という正答率でした。
っが、コメントに「なじみのない話題でもはっきりと発音された
スピーチであれば要点を理解できる」と書かれていて、
若干、イラっとした。
その通りだよ!!
はっきりさえしゃべってくれたらわかるんです!
ぐぅの音も出ないことを書くなよ!

そんな話をロンドンのパルにしたところ、
「私が知っている人たちに比べて、あなたの英語は本当に上手よ。
まぁ、他人と比べることに意味はないと思うけれど。」
と言われた。
なんだか満点な言い方だなぁ、と感心した。
それでも、”証明書”を見せろという人は一定数いる。
正直、「私の語学力をなぜあなたに証明しなければならない?」と
思ったけれど。今回はただの”気まぐれ”です。

Advanced(上級)認定を取ってから、ちょっとルンルンしていたら
高校1年生の花子が英語のレポートを見せてきた。
英作文のレポート。

「第一印象では~だと思ったけれど、実際は~だった。」というような
文章があり、そこを"I guessed"で始めていた。
guess:推定する、
という意味で使っているんだろうけれど、こういうレポートって
"I think"で始めたほうがいい気がする…というかI guessをこういう場で
使っている文章を見たことがないような…とロンドンのパルに聞くと、
「guessは本人もよくわからないときに使うから、ここはI thinkよ」
と返事がきた。

ほかにも日本文化紹介レポートも「Let me introduce about ~」と
(私に~を紹介させて)という書き方で始めていたのも
実は気になる。ちょっと気になる。
私なら…"I'd like to introduce"で始めたいんだけれど…
とロンドンのパルに話すと、
"Let me introduce about~”って、直接的でアメリカ人の好きそうな
表現よね。
私なら、"Today I'm going to talk about ~”で話し始める、と。
イギリス人は直接的ではない表現を好む、なんて話を聞いたけれど、
let me talk about と I'm going to talk about、
私にはどっちも直接的表現にしか聞こえませんけれど…。
「イギリス人、特に女性は受身表現で話すことが多いよね」と
ロンドンのパルは学生時代に教授に言われたらしい。
「わかったよ、その教授の国籍が。アメリカね。」と話すと、
その通りだった。

なんていうような話を英語のレポートの参考にと高校生の花子に
話した。「ロンドンのパルがguess よりthinkだと言っていたよ。」と
伝えたにもかかわらず、「guessでいいの!」という
とても従順で謙虚な、学びに真摯で積極的な回答を得たことも
ロンドンのパルに報告。

I was just thinking... ah the confidently incorrect of youth
(ちょっと考えていたわ…若者の根拠のない自信って)

これが10代よ…。ティーンエイジャーってやつよ。
うちの16歳も10代満喫中で、最近は「花子!」と呼んでも無視をするので
「お母さん!」と呼ばれたときに無視していたら、
「なんで無視するわけ!?」とキレていたので、
「花子の真似」と言うと、弟たちが顔を見合わせて笑うのを
我慢していた。私の勝利目前だったハズが、
「そういうの、できるのは10代だけだから!」と花子に言われた。
キィー!!!と思っている親は私だけではなく世界中にいると思うと、
ちょっと安堵する。