ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

"The Reading List"

 

 

英検の試験勉強から解放されて、やっと洋書が読めた!
今年最初の洋書は"The Reading List".
レビュー評価が高かった一冊だけれど、
感情移入が容易な物語でもなかった。

あらすじは、長年連れ添った妻を亡くしたインド系男性が
妻が借りていた図書館の本を返しに行くことから始まる。
つっけんどんなバイト司書の若い女性と出会い、
本を通して友情を育んでいく。

読むべき本のリストをバイト司書の女性が拾い、
その本を読んでいくことで物語は進んでいく。
この本のリストが「なぜにこれ?」と私には思うもので…

To Kill a Mockingbirdアラバマ物語
Rebecca 『レベッカ
The Kite Runner 『君のためなら千回でも
Life of Pi 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
Pride and Prejudice 『傲慢と偏見』
Little Women 『若草物語
Beloved 『ビラヴド』
A Suitable Boy (未訳)

誰にとって必読なんだ?イギリスでは当然の本なのか?
『傲慢と偏見』や『若草物語』はわかるけれど
赤毛のアン』も入れて!と思ったり。

家族の悲しいできごともあり…
ハッピーエンドっぽく見せているけれど、それほどでもない!と
思ったり。
感想は、いつも思う。
「フィクションの世界でそんなにハッピーエンドを作り出すのは難しいのか!」
せめて虚構の世界ではハッピーを作ってほしい…
現実でいやってほどしんどいのに…と思いながら
しんどい場所で読み続けた一冊。
しんどい出来事の逃避で読み始めて、しんどい出来事はまだ終わらず、
途中からしんどくなった本は先に読み終わった。

英検準1級の単語、マニアックすぎて洋書でも見たことないし!と
勉強している間は毒づいていたけれど、本をすらすらと読めて
あの単語暗記が役に立ってる!と実感。
39冊目。